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大阪府枚方市伊加賀南町4-11

早期治療のための健康診断
病気の治療原則はなるべく早い段階で悪いところを見つけ出し、
その問題に対処することです。
犬猫では7歳辺りからシニア期に入ります、
長年かけて溜まった歯石による歯周病、
小型犬に多い心臓病、高齢の猫の腎臓病が有名ですが、
脂質代謝異常や内分泌疾患に関連した様々な病気を目にすることが多くなってきます。
軽い歯周病レベルなら無麻酔で歯石を取って、歯茎を健康な状態に戻すことはできますが、
進行してしまうと治療にも麻酔が必要となり、溶けて吸収された歯槽骨は元には戻らなく、
エナメル質のないセメント質がむき出しになった状態で、
より頻回にお手入れが必要となってきます。
小型犬に多い僧帽弁閉鎖不全症では、
心臓の大きさがどんどんと大きくなっていきますが、
それは心臓の筋肉の間に収縮性の持たない線維細胞が
入り込んできているだけなので、心臓の機能をより低下させてしまいます。
慢性腎疾患(残存ネフロン50%)も早期であれば、
朝一番でした尿の比重測定により推察可能ですし、
腎不全(残存ネフロン25%)になると血液検査で判断できます。
どの病気も早期に発見して治療開始が出来るほど、
悪化を防ぎ、より長期に良い状態を維持しやすいのです。
ですから、シニアの時期を超えると、
年に1回の血液検査、腹部エコー検査、
胸部レントゲン検査を含む身体検査をお勧めしています。
春のフィラリア検査の時や秋期は、
通常より安価で生化学血液検査が外注できます。
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